お金に関する衛生観念と行動の変化 意識調査

衛生意識の向上が「現金離れ」を加速する?

2020.04.17

「バンドルカード」を提供する株式会社カンム(本社:東京都渋谷区、代表取締役:八巻渉、以下「カンム」)は、お金に関する衛生意識についてアンケートを実施しました。

これは、3月に実施した「巣ごもり消費に関する意識調査 」に続き、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動変容を明らかにする目的で行ったものです。どなたでも簡単・迅速に発行できるプリペイドカード「バンドルカード」を提供する立場から、お金とのかかわりかたの変化を調査するため、同カードのユーザー1,229名に対してアンケートを行いました。

感染拡大が問題になる前の今年1月と比較して回答を募りました。概要は以下のとおりです。

  • 74%が「外出減った」。うち4割はほとんど外でお金使わず
  • 衛生意識向上は9割超、お金に関しても半数が変化を実感
  • 衛生面の気になりトップは「紙幣・硬貨を触る」「ATM操作」。レジでの手指接触やスマホ操作時も
  • 手洗い消毒の徹底が浸透するほか「現金を避ける」傾向も
  • 衛生習慣は定着の見込み。キャッシュレス派の増加が加速するか?

【調査概要】

期間:2020年4月9日 ~ 2020年4月10日\ 方法:インターネット調査\ 対象:「バンドルカード」ユーザー 1,229 サンプル\ ※報道関係者さまへ:本データ引用・転載の際には「キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ」とご表記ください。\ ※グラフ画像は < https://bit.ly/3esmKUU > からダウンロードしていただけます。

■「外出減った」は74%
外でお金を使う頻度「週1~0回」は41%でコロナ前の3倍■

全回答者の74%が「(今年1月と比べて)外出が減った」と答えました。その人たちに外の店舗や施設でお金を使う頻度を聞いたところ「週4-5回」は(31%から11%に減ったいっぽう「週に1-0回」の割合は4倍近く(11%から41%)に増えていました。

外出控えにより、お金を使う機会もぐっと少なくなっていることが伺えます。

■衛生意識向上は9割超、お金に関しても半数が変化を実感■

同じく「外出が減った」人たちのうち、95%が「衛生管理が向上した(手洗い・うがい、咳エチケットなど)」と答えました。また57%が「お金の取り扱い意識が変わった(現金に触れる、ATMを操作するなど)」と答えました。

■衛生面の気になりポイント、トップは「紙幣・硬貨を触る」「ATM操作」
レジでの手指接触やスマホ操作時も■

「お金の取り扱い意識が変わった」人たちに、どのようなシーンで気になるかをたずねました。

やはり現金に直接触れるときが気になるようです(「硬貨を触る(58%)」「紙幣を触る(52%)」)。それと並び、ボタンから現金取り出し口まで無数の人が触っているATMを操作するときも過半数が気にしています(56%)。

ほか、店舗のレジで手指が接触したり、スマートフォンを操作したりなど、なにげない行動も気になっているようです。

  • 「自分自身がレジ打ちをしているので、紙幣を舐めて出されるのが嫌(30代)」
  • 「セルフレジが増えてキャッシュレス払いするときでもタッチパネルが気になる(20代)」

■お金の衛生管理は「触ったあとの手洗い・消毒」が73%
ネットショッピングへの切り替えなど、購買形態に異変あり■

同じく「お金の取り扱い意識が変わった」人たちに、行動がどう変わったかをたずねました。

7割以上が手洗い・消毒をよく行っています(73%)。2番目に多かったのが「キャッシュレス支払いを選ぶようにしている(45%)」です。現金を触ることの抵抗感が強くなり、半分近くの人が支払い方法そのものを変えているようです。

さらに安全を期すため店舗に行くことすら避けるという行動が、3番目に多かった「ネットショッピングに切り替えている(27%)」で明らかになっています。

現金を触る・実店舗に行くといった当たり前の生活行動が、新型コロナウイルスの感染拡大によって変わりつつあることがわかりました。

■キャッシュレス派の増加傾向に拍車も■

全回答者を対象に、普段の生活で使うお金の割合をたずねました。

過去のアンケート結果と比較して、半分またはそれ以上をキャッシュレスにしている人の合計をみると、2019年6月(37%)と2020年1月(51%)からさらに増え、57%となりました。 少数派だった「ほぼすべてキャッシュレス」の人も、ここ3ヶ月の増加幅が大きくなっています

ただし、キャッシュレス派が順調に増えているなかで「ほぼすべて現金」の人の比率は2020年1月からあまり変わっていません。2019年10月開始の「キャッシュレス・ポイント還元事業」で多くの人が現金派からキャッシュレス派に乗り換えたともいわれますが、その波に乗らず現金払いにこだわってきた人は、今般の騒動のなかでもあまり影響されずに以前のままの支払い行動を続けているようです。

■お金に関する行動変容、8割近くが「事態収束後も習慣化する」■

最後に「お金の取り扱い意識が変わった」と答えた人々を対象に、習慣定着についてたずねました。

この騒動が収束したあとも「現在の行動が定着すると思う」と答えた人は76%です。一度向上した衛生意識は、感染の恐れが遠ざかったあとも維持されると予想できます。

自由回答では**「現金を汚いと感じるようになった」「なるべくキャッシュレスを心掛けるようになった」「ただし必要最低限は現金が必要」などの声が多く、なかには「家に帰ると財布を消毒している(40代)」**という徹底した人もいました。

3月に実施した「巣ごもり消費に関する意識調査 」にも示されたとおり、収入や購買行動が変化したことによる不都合も出ているようです。

  • アルバイトができないので所得がなくなった。(10代)
  • 外出自粛に伴い、予備の買い物が以前より増えて家計には打撃。感染の不安に加えてストレスになりつつある。(50代)

また、現金との接触を避けるさまざまな行動が報告されています。

  • タッチ決済ができる店やドライブスルーを気にかけるようになっている。 (30代)
  • あればセルフレジを選ぶようになった。家に帰ると財布を消毒している。(40代)
  • お釣りをもらわなくていいように小銭を用意している 。(40代)

新型コロナウイルス感染拡大により、物理的なお金に対する意識が思わぬ形で変わった結果、キャッシュレス決済の浸透が加速することになるかもしれません。

カンムは「バンドルカード」を通じて、より多くの方に、これからの時代にあったカード体験を提供してまいります。

■「バンドルカード」について■

「バンドルカード」は、最短1分で発行できる便利さと、チャージ式で利用金額がわかりやすい安心感で指示される、Visaブランドのプリペイドカードです。スマートフォンアプリに表示してネットショッピングで使える「バーチャルカード」のほか、日本を含む全世界200以上の国と地域にあるVisa加盟店でご利用いただけるプラスチック製カードの「リアル」「リアル+(プラス)」が発行できます。

■株式会社カンムについて■

2011年創業の株式会社カンムは「経済を進化させる」ため「技術とデザインの力で、個が金融にアクセスしやすくする」を目標にサービスを提供している企業です。2016年にリリースした「バンドルカード」は簡単・便利なキャッシュレス決済手段として大きな支持を集め、210万ダウンロードを突破しました。また、株式会社フリークアウト・ホールディングスとの包括的資本提携や国際ブランドVisaが提供する「Fintech ファストトラックプログラム」への参加などで事業拡大に努めており、デロイト トーマツ主催の企業成長率ランキング 「2019年 日本テクノロジー Fast 50」では1位を受賞しました。\ コーポレートサイトURL < https://kanmu.co.jp/  > プレス用画像URL < http://bit.ly/32OxneS >

■ニュースリリースに関するお問い合せ先■

株式会社カンム 広報担当: contact@kanmu.co.jp